アウトソーシングで情報漏洩リスクを防止!
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機密文書処理には、溶解を依頼できない「禁忌品」があります。一見紙に見えても紙ではないものや、リサイクル品の品質を低下させてしまうものなのです。この記事では機密文書処理における禁忌品の具体的な種類と、混入によって起こるトラブルについて解説します。
機密文書処理においては、禁忌品とまではいかなくても、トラブルの原因になるものがあります。綴ひもやビニールひもは溶解の際につまりの原因になるものです。
機密文書処理ではすべての紙を受け付けられるわけではありません。たとえばカーボン紙や感熱紙、写真、感熱発泡紙、ラミネート紙、防水加工紙、油紙などはうまく溶解されないため、機密文書処理では禁忌品とされています。熱によって印字される紙や加工が施されている紙、水が浸透しにくい丈夫な紙などは特殊紙であり、溶解されにくくトラブルの原因となるものです。
レントゲン写真やシネフィルム、ビデオテープ、クリアファイルなど、フィルム素材のものも禁忌品のひとつです。溶解の際にパイプを詰まらせる原因となるため受け付けてもらえません。特に医療機関ではフィルム素材のものが混じりがちなので、依頼する前に混入していないか入念なチェックが必要です。
昇華転写紙など布への印刷物も機密文書処理にとって禁忌品となります。布素材のものを機密文書として処理したいという方は多くないはずです。しかし布自体の処理を依頼したい場合ではなくとも、ファイルの表紙に布が使われていて、中身の紙と一緒に混入してしまうことも少なくありません。
機密文書処理で禁忌品が混じると、リサイクル製品の品質が低下します。たとえばカーボン紙や感熱紙が混じるとインクの付着が起こり、リサイクル品に色がついてしまいます。昇華転写紙も同様です。写真や防水加工紙など水が浸透しにくく、破れにくい紙は再生に適していません。
以上のような禁忌品を機密文書として処理を依頼すると、せっかくのリサイクル品が使えなくなってしまう恐れがあります。
禁忌品の中には機密文書処理業者の溶解炉に詰まりを発生させるものもあります。フィルム素材のものが代表的な例です。その他、布類が混入していると機械に不具合が起きてしまいます。綴ひもやビニールひもも玉状になって、溶解炉の排水口詰まりの原因となるものです。
機密文書処理では禁忌品とされるものがいくつかあります。一見紙に見えても紙ではない合成紙や、紙ではあってもリサイクル品に色がついてしまうカーボン紙や感熱紙など、受付可能な紙類と見分けがつきにくいものもあるので注意が必要です。
機密文書という性質上、機密文書処理業者は溶解前に箱の中身をチェックしません。そのため禁忌品が混入していれば、そのままトラブルへと直結してしまいます。機密文書処理を依頼する際には依頼品の内容をもう一度チェックして、禁忌品が混入していないことを確認してから預けることが大切です。
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